ふくらはぎのマッサージがうつ病予防に有効???

「ふくらはぎのマッサージがうつ病予防に有効」とテレビで言ってたけど、聞いたことがない話である。一人の医師による「少数例に有効」的症例報告をメディアでどうとりあげるかは、発表する医師とメディアで慎重に検討してほしい。http://trend.sunnysideworkers.com/archives/6737

DSM-5一般向け解説書

「DSM-5一般向け解説書、学会発表【米国精神医学会】:DSM-5の内容を日常的な用語で書き表した初の試みで、一般患者やその家族に総合的で正確な情報を与えることを目的としている。https://www.m3.com/clinical/news/306903…」・・・方向としては賛成だが、DSMだけが広まるとしたら喜べないですね。

あるテレビ番組について、放送前に意見を求められて

・番組作成者が特定の本を読んで情報を得ているという印象でした。ただ本というのは一人の人の意見に過ぎず、論文は、不十分なことも多いですが、多くは複数の人が適切性を審査しています。「本に書いてあるから大丈夫」という考えは捨てた方がよいでしょう。
・医学の場合、もし適切な情報だけ伝えるとすれば、番組がつまらなくなると考えます。多少不適切なことも、視聴者がそのまま信じないような工夫をして(例えば今回の番組であれば、一般的とはいえないが、出演する医師の考えであることを強調することでしょうか?)、番組として仕立て上げるしかないような気もします。法律や政治関係なら、視聴者は「いろんな考えがある」という前提で聞きますが、医学関係では「内容は正しいものである」と考えがちです。
・精神医学や心理学は科学的なデータでものが言えない部分が多いので、医学の中では面白いものとしてとりあげやすい面があります。だからこそ、他の医学以上にもっと慎重にしてとりあげて欲しいというのが私の意見です。

「薬を使う事によって認知症の発症を遅らせる事ができる」と報道?

http://datazoo.jp/w/%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%97%87/19043395
2014年6月11日放送 13:55 - 15:50 日本テレビ情報ライブ ミヤネ屋(特集)の中で、「実際に軽度認識障害の疑いが強いとか障害なってますよという場合、進行を止めることはなかなか難しいが、薬を使う事によって認知症の発症を遅らせる事ができる」というクリニックの院長のコメントを紹介している。私は番組をみていないが、「薬を使う事によって認知症の発症を遅らせる事ができる」というデータはないから、もし本当にこれが報道されていたとしたら虚偽の報道ということになる。視聴者の多い番組だけにとても心配。この番組、あるいは放送局のスポンサーに認知症治療薬の製薬企業がはいっているかどうかも調べてみたいですね。

抗うつ薬の痛みへの効果に関する広告

サインバルタってそんなに悪い薬じゃないんだから、こんな「適応外使用のすすめ」すれすれの広告しなきゃいいのに。サインバルタの効果より、塩野義とイーライリリーという製薬会社の倫理観を推測することができる広告ですね。こういうことしてると薬の売り上げの伸びより、会社自体の評価を落とすマイナスの方が大きくなるんじゃないかなぁ。上の人の指示でやってるんだろうけど、その指示を聞かざるをえない現場のMRさんがかわいそうに見えることもあります。

「チーム医療で対応!こころの診療室」をお届けします。
「うつ病の身体症状と痛みの関係について」先生のお考えは・・・?”
http://shionogi2.m3.com/contents/kokoro/02/index.html?cid=201404874G&from=pc
”日本最大級>医師向け最新医学・医療情報サイト|m3.com”
(会員限定のページのようです)
プロフィール

Miyaoka Hitoshi, MD., PhD.

Author:Miyaoka Hitoshi, MD., PhD.
北里大学医学部精神科
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