不適切処方を改善するために「かかりつけ薬剤師」をもってください

院外処方の薬剤は、かかっている病院やクリニックの近くのいわゆる「門前薬局」ではなく、ご自宅近くの調剤薬局(精神科にかかっておられる方の中には「自宅に近すぎるのも避けたい」という方もおられます。その場合は自宅からも、かかっている病院やクリニックからも適度に離れた場所にある薬局)でもらって欲しいと思います。複数の病院にかかっておられる方は、その薬局で自分が服用している薬剤全体を管理してもらい、「かかりつけ薬剤師」をもってください。
 向精神薬の多剤大量処方問題では、薬剤師が不適切処方を医師に対して指摘することや、患者さんの質問に答えてくれることなどを期待しています。しかし門前薬局の薬剤師さんからは「医師の処方に注文をつけたら処方箋をまわしてもらえなくなる」という答えが返ってくることが多いのがとても気がかりです。
 門前薬局でない調剤薬局であれば、医師に適切な注意ができるとは言えませんが、少しでも不適切処方を改善するために、薬剤師さんの力も借りたいと考えています。患者さんにも「かかりつけ薬剤師をもつ」という形で協力していただければと思います。

大人の発達障害に対する治験

軽症まで入れたら大人のアスペルガー症候群やADHDはいっぱいいるでしょうね。確か大人になってはじめてADHDと診断された人も含めて、子どものADHDで認められている薬剤の治験をやっていたと記憶していますが、その時、製薬メーカーが相談に行っている精神科医は主に児童精神科医でした。関わった先生方にお願いです。これからも大人の発達障害を対象とする治験は出てくるはずですが、「製薬メーカーによいことばかり言ってくれる医師」ではない大人の精神科医にも相談するようにメーカーに伝えてください。
プロフィール

Miyaoka Hitoshi, MD., PhD.

Author:Miyaoka Hitoshi, MD., PhD.
北里大学医学部精神科
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