「医療化と精神医療」

気にしていることを精神神経誌の巻頭言に書きました。会員限定ページです。興味を持ってくださる会員の方はコメントなどいただけると幸いです。
「医療化と精神医療」
https://journal.jspn.or.jp/jspn/openpdf/1190040219.pdf

同じ日に精神神経学会と心身医学会

今年は精神神経学会が6月2,3,4日(千葉)、心身医学会が6月4,5日(仙台)。昔は心身医学会総会の会長は心療内科医、精神科医、その他の領域と3年交代のような感じだったから、精神神経学会と心身医学会は同じ日にやらないという暗黙の了解があったようです。心身医学会への精神科医の参加が減ってきたためか、最近は時々重なることがあるようです。同じ日にやるというのは同時に学ばなくてもいいという主張につながるから、若い先生にどう伝わるのか気になります。歴史の証人みたいな話になっているのが残念ですが・・・。

リエゾン精神医学、総合病院精神医学、心身医学、サイコオンコロジー

リエゾン精神医学、総合病院精神医学、心身医学、サイコオンコロジーなどは身体医学と精神医学の境界領域であり、本来、身体科医が中心となり、精神科医が身体科医をどうサポートするかが課題となるはずです。研究や教育を何科の医師が担当するかは別にして、臨床では身体科医が中心となった方がよいし、あるべき医療の姿という面からみれば、これらの専門家と称する精神科医がいなくなることが目標であるともいえそうです。でもその領域が学問としての呼称を得て、学会ができ、専門家が誕生すると、自らを消す方向にはなかなか進めないようです。30年以上前に恩師が書いた心身症に関する特集の巻頭言を久しぶりに読んで、最近あまり言われない大事な議論を思い出しました。http://www.e-clinician.net/vol32/no346/pdf/sp01_346.pdf
 産業医が、精神科を専門とする産業医を求めるのも同様の視点で検討した方がよいのかもしれません。

症例報告重視学会

14日午後は東京精神医学会へ。本学会は症例報告が中心であるが、「なぜもっと早く検査しなかったのか」、「なぜこの薬を選んだのだろう」、「鑑別診断に〇〇を含めるべきでないか」などと考えながら各演題を聞き、それを後で、参加した自教室の若手と議論するのも有意義で楽しい。自教室の発表にもフロアから、私があまり着目していなかった問題に関する質問をいただいて非常に勉強になった。精神医学は医学の中でも科学性を求めきれない領域であるから、こういう症例報告重視学会がもっとあっていいと思う。個人情報との関係が今後の課題である。

精神医療の透明化

精神医療の透明化がずっと気になっています。


プロフィール

Miyaoka Hitoshi, MD., PhD.

Author:Miyaoka Hitoshi, MD., PhD.
北里大学医学部精神科
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