DSMの誤った使用方法

DSMでは、構造化面接によって、全疾患について、記載されている症状の有無を検討するのが本来の使い方である。「思いついた疾患の項目だけチェックして診断する」という誤った使用法がなぜこれほど広まったのか。このようなDSMの誤使用が増えると、うつ病しか思いつかない医師の下ではうつ病という診断名しか生まれないし、精神症状の原因として身体因があっても気づきにくくなる。精神医学の知識のない医師ほど、安易に短時間で精神疾患を診断することになりかねない。ICDを用いる場合も同様であろう。このあたりは研修医やプライマリケア医への精神医学教育で徹底しなければならない。
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Miyaoka Hitoshi, MD., PhD.

Author:Miyaoka Hitoshi, MD., PhD.
北里大学医学部精神科
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