あるテレビ番組について、放送前に意見を求められて

・番組作成者が特定の本を読んで情報を得ているという印象でした。ただ本というのは一人の人の意見に過ぎず、論文は、不十分なことも多いですが、多くは複数の人が適切性を審査しています。「本に書いてあるから大丈夫」という考えは捨てた方がよいでしょう。
・医学の場合、もし適切な情報だけ伝えるとすれば、番組がつまらなくなると考えます。多少不適切なことも、視聴者がそのまま信じないような工夫をして(例えば今回の番組であれば、一般的とはいえないが、出演する医師の考えであることを強調することでしょうか?)、番組として仕立て上げるしかないような気もします。法律や政治関係なら、視聴者は「いろんな考えがある」という前提で聞きますが、医学関係では「内容は正しいものである」と考えがちです。
・精神医学や心理学は科学的なデータでものが言えない部分が多いので、医学の中では面白いものとしてとりあげやすい面があります。だからこそ、他の医学以上にもっと慎重にしてとりあげて欲しいというのが私の意見です。
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Miyaoka Hitoshi, MD., PhD.

Author:Miyaoka Hitoshi, MD., PhD.
北里大学医学部精神科
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